ポンプの基礎知識のクラスを受け持つ、ティーチャー モーノベです。
今回はポンプに使用されるゴム材料について学びたいと思います。
ゴム材料は、弾力性、柔軟性、伸長性など金属材料と異なる特性を持っています。つまり、クッションのように柔らかく伸び縮みができる材料です。この特性を活かし、一般的な工業用途では、タイヤや電線、パッキン類などに広く用いられています。
ゴム材料は、ポリマーにさまざまな配合剤(※)を混ぜ合わせた混合材料です。配合剤の混合比率は用途によって変わるため、ゴム材料の配合種類は無数に存在すると言えます。しかし、耐熱性・耐摩耗性・耐薬品性といった基本的な特性は、ポリマーの種類によって変わります。
配合剤・・・加硫剤、加硫助剤、可塑剤、充填剤など
ゴム部品を長期間、安定して使用するためには、ポンプの使用環境、移送条件を十分考慮して、適正な耐熱性・耐摩耗性・耐薬品性を有するゴム材料を選定することが必要です。
そろそろ時間ですね!最後にまとめをしておきましょう!!
次回は、ゴム材料の物理的な特性について講義をする予定です。