業界別活用例味噌(2)

段ボール入りの味噌をニーダーへ手投入する作業で
ロードセルを使わずに自動化したケース

液体名:味噌/業種:食品

現状の課題および要望

20kgずつ段ボールに入った味噌をニーダーへ手投入しているが、以下の点が課題となっていた。

  • 1. 段ボールの開梱時にチリや埃が混入する心配がある。
  • 2. 投入時に味噌がこぼれ、清掃作業が必要になる。
  • 3. 内袋に残った味噌を絞り出す作業が重労働で、効率も悪い。
  • 4. 段ボールや内袋の処分にコストがかかる。

受け入れを段ボールから1tタンクに切り替えて投入工程を自動化したいが、大掛かりな工事をせずに導入できる装置がなくて困っている。

解決方法

高粘度の味噌を引き抜けるドラムポンプシステムで自動供給し、投入量を質量管理する方法を提案したが、ニーダーが地下に設置されていることや現場には水分・塩分が多いことから、ロードセル秤を使いたくないとのこと。そこで、ポンプが下がった距離をはかる位置検知ユニットを採用。タンクの内径とポンプの下降距離から投入量を算出できるようにした。

  • ※投入質量=π×(タンクの内径×1/2)²×ポンプの下降距離×味噌の密度

改善メリット

  • ○大掛かりなニーダーの改造工事をせず、自動投入できるようになった。
  • ○タンクをプレートで密閉しながら移送するので、異物混入の危険性を大幅に低減できた。
  • ○清掃や絞り出しが不要になり、作業者の負担を軽減することができた。
  • ○段ボールや内袋の処分が不要になり、手間とコストを削減できた。
  • ○位置検知ユニットは作業環境の影響(水分や塩分などの雰囲気)を受けにくく、シンプルな構造なので維持管理も簡単になった。

フロー図

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