ステーターを取り付け・取り外しするための専用工具です。ステーターがN20~N69までのサイズに対応します。カラー(下記参照)をステーターに取り付け、ハンドルを使って取り付け・取り外しを行います。
カラーをエンドスタッド端から20mm程度の位置へ挿入し、六角穴付き止めねじでステーターへ固定します。
予め回転軸の回り止めを行ってください。
ハンドルのツメ部分を図の様にカラーに引っかけ、手前に引っ張りながら左(反時計回り)へ回します。
ハンドルのツメ部分を取り外し時とは反対側に引っかけ、押しながら右(時計回り)へ回します。
グリセリンや移送液をローターとステーターに少量塗布すると取り付けやすくなります。
型式 | ステーターサイズ | 質量(kg) | 部品詳細 |
---|---|---|---|
MST-20C | N20、N29 | 0.8 | |
MST-30C | N30 | 1.2 | |
MST-40C | N40 | 1.8 | |
MST-50C | N50 | 4.2 | |
MST-60C | N60、N69 | 6.4 |
ステーター外面に移送液や油分が付着していると滑ることがあります。
よく拭き取ってから作業して下さい。
ステーター内部に残った粘性液(ジェル、インキなど)を取るための専用工具です。
グリップを握り、クリーナヘッドをステーター端面の小判 形状に合わせ、押し込んでいきます。 (この時、グリップは固定でシャフト・クリーナヘッドが回転します。)
ステーターの端面からクリーナヘッドが突き出したら、クリーナヘッドに付着した液をふき取って下さい。
ステータークリーナーを引き抜き、クリーナヘッドに付着した液をふき取って下さい。
上記の作業を繰り返すことで、ステーター内部に残った液を取り除くことができます。
型式 | ステーターサイズ | 質量(kg) | 部品詳細 |
---|---|---|---|
SCN04 | 2N04、4N04 | 0.1 | |
SCN06 | 2N06、3N06 | ||
SCN08 | 2N08、3N08 | ||
SCN10 | 2N10、3N10 | ||
SCN15 | N15、2N15 | 0.2 | |
SCN20 | N20、2N20、N29 | 0.3 | |
SCN30 | N30、2N30 | 0.4 | |
SCN40 | N40、2N40 | 0.5 | |
SCN50 | N50、2N50 | 0.8 | |
SCN60 | N60、2N60、N69 | 0.9 |
クリーナヘッドに傷が付いた状態で使用すると、ステーターの内面を損傷する恐れがあります。
ステーター内面に液が固化・固着している場合、ご使用できないことがあります。
ステーターチェッカーは、肉眼だけでは判断しにくいゴムの熱劣化を把握し、ゴムステーターの交換時期の目安を知るための判定機器です。
ゴム硬度が高くなり劣化すると、ゴムの亀裂・欠損が起こりやすくなります。ステーターチェッカーで、ステーターゴムの熱劣化を把握することができます。
ステーターに当てるだけで計測ができます。
サイズがN15以上のモーノポンプ(ファインシリーズは除く)を測定できます。
針が指す部分 | ステーターゴムの劣化度合い |
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緑色 | ステーターゴムの劣化は無く正常です。 |
黄色 | ステーターゴムの劣化が進行しています。ステーターの交換をお勧めします。 |
赤色 | ステーターゴムは劣化しています。寿命のためステーターの交換が必要です。 |
ステーターチェッカーに関するお問い合わせは、こちらから。
ステーターチェッカーは、ステーターゴムの熱劣化を把握するものです。モーノポンプの性能やステーター寿命を保証するものではありません。